Q&A

2018.04.10更新

よく患者さんから『電動歯ブラシはいいですか?』という質問を受けます。

個人的にはどちらもいいところがあると思います。

電動歯ブラシはきちんと使用すれば手磨きよりもより効果が望めると思います。

掃除機とほうきを例にとってみると、掃除機の方がより汚れは取れます。しかし掃除機の使用法を間違えれば汚れはしっかりとは取れません。

また反対にほうきでも正しい使い方をすれば、汚れも取れます。

それぞれの使い方を習得すれば、どちらでも良いかと思います。

 

まずは電動歯ブラシについて説明いたします。

市販されている電動ブラシは大きく3種類に分かれます。

1ブラシ部が振動したり回転して汚れを磨くもの。

2音波ブラシ 

3超音波歯ブラシ

①は振動だけで汚れや歯垢(プラーク)を取り除きますが歯と歯茎の境目(歯周ポケット)などを

綺麗に磨くには足りないと思われます。

 

②、③はこちらもブラシの振動でプラークを除去します。音波を発することで高速の水流を作り出し、プラークを取り除いてくれるのです。また、音波が口内の細菌に作用し、細菌同士のつながりを破壊します。音波の振動を利用するので手磨きのように歯ブラシのヘッドを大きく動かさないのがコツ!
歯の表面や歯茎の隙間の汚れが気になる方、矯正やインプラント治療などを行っている方におすすめです。

音波ブラシと超音波ブラシの違いは振動数が違うため超音波ブラシの方が振動数が大きいので汚れがよく取れると言われておりますが、歯科医師の中でも「必ずしも超音波歯ブラシが音波歯ブラシより優れているとは言えない」「超音波歯ブラシは振動が速すぎて歯垢がよく取れないのでは?」という疑問の声もあるようです。

できれば音波ブラシや超音波ブラシを選択されるとよいかと思います。

手磨きの利点はブラシのヘッドの大きさやブラシの硬さや形態など自由に選ぶことができ自身にあった歯ブラシを選択しやすいです。

 手磨きを勧める歯科医師や歯科衛生士の方が多くいらっしゃいます。それは、電動歯ブラシに頼ることでブラッシングが雑になってしまうこと、そして歯や歯茎への負荷の大きさなどを考慮しているからだと思います。(振動数が多ければ多いほど傷めるリスクが高くなりますが、手磨きでも同じです。いずれも、正しいブラッシングをしていただければ問題ありません

 

正しい磨き方をすれば、電動歯ブラシ、手磨きどちらでも良いかと思います。

かかりつけの歯科医師、衛生士にご相談されて下さい。

 

 

投稿者: Dental Office SAGAMIHARA

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