Q&A

2017.08.31更新

歯の中には血管や神経が入っている歯髄というものがあります。
この歯髄がむし歯などで感染したり炎症を起こしてしまうと、取って歯の中の掃除が必要になってくる場合があります。
これを一般的に「神経を抜く」と言っています。

神経の役割


1. 歯に起こった異常を教えてくれる
2. 歯を虫歯から守ってくれる

3. 歯に栄養を運んでくれる

神経を抜かなければいけない場合とは?


1. 虫歯が神経に達している

虫歯が進行して神経に到達すると、夜も眠れないほどの激痛があります。
神経を取らなければ痛みも取れないので神経を抜く治療が必要になります。

歯に深くヒビがはいっている場合も処置が必要な場合があります。
2. 歯の根っこに膿がたまる

細菌が歯の根っこにまで感染した場合、先端部分に膿の袋を作ることがあります。
この場合は神経が死んでいることもありますが、きれいに取り除いて消毒しなければなりません。
3. 知覚過敏の歯

強いブラッシングなどで象牙質が削り取られ、神経に達した場合、強い痛みが出ることがあります。
重症の場合は神経を抜く治療が必要になります。

神経を抜いた後の歯は、神経がある歯より弱くなる傾向があります。
その後も長く大切に使っていくためにも折れたり、割れたりしないように気をつけたり、歯の異常に気が付きにくいため、定期的なメンテナンスや健診が必要になってきます。

早期発見、早期治療が一番大切ですが、なってしまった時にはあきらめないで歯科医院に相談してみることをおすすめします。

 

 

 

 

 

投稿者: Dental Office SAGAMIHARA

2017.08.22更新

 

ハブラシでブラッシングしただけでは、歯と歯の間は十分みがけない事があり、プラーク(歯垢)や食べかすが残ってしまいます。みなさんもご存じのとおり、ムシ歯や歯周病の原因はプラークです。

虫歯や歯周病、口臭などのトラブルを防ぎ、口の中を清潔に保つには、歯ブラシを使ったブラッシングに加えて、デンタルフロスを使ったフロッシングを行うことが有効です。

 

フロスを40cmほど(指先からひじまで)の長さでカットします。

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両手中指(人差し指)にフロスを軽く数回巻きつけます。利き手と逆の手に多めに巻きつけましょう。

フロスをピンと張ったとき、両中指の間隔が10~15cmになるように調整します。

親指と人差し指でフロスを支え、間隔を1~2cmに保ちながら操作していきます。

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はじめのうちは指に巻きつける方法だとうまく出来ない場合は、フロスを輪っかにして行うと、簡単に出来ます。

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動かし方のPOINT

上から見ると「く」の字形になるように歯面にピタッと押しあてます。

歯の側面に沿わせながら、ゆっくりと上下させてこすり、プラークをかき取ります。

 

色々な歯磨きグッズがありますので、活用してお口の中を清潔に保ちましょう。

 

投稿者: Dental Office SAGAMIHARA

2017.08.18更新

歯科の治療をする上でどうしても、麻酔が必要な事が多くあります。麻酔がなければ、進行した虫歯を削る事や、歯ぐきの中にある歯石を取る事も、インプラントの手術をする事もできません。しかし、その麻酔が痛いために、歯科恐怖症になってしまう方も多いのも事実です。

最近では、無痛治療と宣伝している歯科医院も多くなってきました。なるべく痛くない治療を行うために、様々の工夫がされております。

 

1 表面麻酔を行う

通常の麻酔は注射器を使用しますが、針が太かったり、麻酔をする時にぎゅっと強く注射器を押したり、麻酔液が冷たかったりなどの理由で痛みを感じるのです。

まず痛くない麻酔を受けるために、針を刺す前に歯ぐきの表面にジェル状の麻酔を塗る表面麻酔という方法があります。表面麻酔をすれば、針を刺されても痛みは感じにくくなります。 表面麻酔は数分で効いてきますので時間はかかりませんし、バナナやチェリー味などで苦みが少なくなっています。しかし、この表面麻酔は必ず使用しなければいけないものではないので、使用して欲しい事を事前に伝えておくといいでしょう。歯科医院によっては、貼るタイプやスプレータイプなど違いがあると思いますが効果は一緒です。

2 細い針を使用する。

表面麻酔が効いてきた所で、注射器を使用していきます。 この時、針は一番細いタイプのものだと痛みが少なくなります。「33G」というものが歯科で使用される一番細い注射針です。

 

3 電動の注射器を使用する。

手でぎゅっと押して麻酔するよりは、電動注射器を使った方がさらに痛みは軽減されます。麻酔液が歯ぐきに入る時に、ぎゅっと圧力が加わって入ってくると痛みを感じますので、電動注射器を使いゆっくりと麻酔液を入れていく事で痛みが少なくなるのです。注射器を使用する。

 

炎症が強い時や処置をする場所(骨の厚さや歯肉が薄いところ)は通常よりも痛みを感じる傾向にありますが、やはり『麻酔が痛い』というイメージが緊張を促し、痛みを感じやすくしますので、リラックスをして処置を行うことをお勧めします。

 

無痛治療はとても難しいと思いますが、『微痛治療』は様々な工夫により可能かと思います。

投稿者: Dental Office SAGAMIHARA

2017.08.12更新

歯ブラシは色々な種類のものが販売されています。

お口の状態は千差万別でが、歯ブラシを選択するときにポイントを3つ説明いたします。

1 毛の形状は平らなものを選択する。

基本的には一直線で平らにカットされた歯ブラシがおすすめです。なぜなら平らな形状は歯垢が溜まりやすい歯と歯肉の境目を磨くのに適しているためです。

山切りになった歯ブラシがよく売られていますよね。こうした商品は歯間の挟まった歯垢を落とすためにギザギザの加工がされているのですが、この形状は一般的に毛先が寝やすいため、歯垢除去の効率が下がってしまいます。ローリング法といってブラシをぐるっと回転させて磨くシーンがありました。その方法が主流だった頃は、山切りの意味がありました。現在はブラシを小刻みに動かすバス法が主流のため、山切りのあまり意味はありません。

歯間に挟まった歯垢をしっかり落とすのであれば、デンタルフロスを使いましょう。デンタルフロスであれば、歯並びが悪い人でも歯間をばっちり清掃することができます。

 

2 毛の硬さは「ふつう」「やわらかめ」を選択する。

「かため」は、ご年配の方や子供など手の力が弱い人であれば適切で良いのですが、一般の人が使った場合、歯茎を傷つけてしまい、口内炎を発生させたり、歯茎を下げてしまったりする原因になってしまうんです。特に自己流で磨いている方は、ブラシの圧力が強い傾向があります。

また、「ふつう」と「やわらかめ」だったら「ふつう」の方がおすすめです。「やわらかめ」のブラシだと、柔らかいゆえにブラシの毛先が寝てしまうことがあり、歯垢の除去の効率が悪くなる場合があります。しかし「ふつう」でも力が入り過ぎてしまい歯茎の炎症が起こってしまう人や歯周病の方などは「やわらかめ」を使用しましょう。

 

3 ヘッドの大きさは「小さいもの」を選択する。

ヘッドが大きい歯ブラシだと、前歯の表面は磨きやすいのですが、大きすぎることにより奥歯まで歯ブラシが届かず、磨き残しを作ってしまいます。特に男性と比べあごの大きさが小さい女性は、ヘッドが「小さいもの」でないと磨きにくいはずです。奥歯もケアするためにも、「小さいもの」を選ぶことが大事です!目安として、上の前歯2本分くらいの大きさのものを選ぶことがよいとされています。

 

何かご不明な点がありましたら、歯科医師、歯科衛生士に尋ねてみてください。

 

 

投稿者: Dental Office SAGAMIHARA

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