2018.02.14更新
患者さんからよくこのような質問を頂きます。
入れ歯は基本的に歯茎に密着しているものなので、日中使用していると、歯茎がに負担がかかります。ですので昔は就寝時は外すことを指導しておりましたが、阪神・淡路大震災が早朝に発生し、入れ歯を持ち出さずに避難をし、その後食事等が困難なケースが多々ありました。
今では、特に歯茎に痛み、違和感がない場合は入れ歯をして就寝されても問題ないとされております。
入れ歯をされて就寝される場合は、入れ歯を外して、1度清潔にして装着して下さい。
また、外す場合は枕元やわかりやすい場所に保管して、災害時に持って避難できるようにして下さい。
普段から定期検診等を行い、入れ歯の適合等を確認しておくのも重要です。
デンタル オフィス 相模原
投稿者: Dental Office SAGAMIHARA
2018.01.23更新
虫歯で歯が欠けてしまってた場合やなど歯の代わりの詰め物をします。詰め物の種類は大きく分けて2種類あり、
歯の状態により治療法が分かれます。
歯の欠損が大きい場合や隣の歯に虫歯がかかる場合などは、一般的に金属の詰め物を選ぶことが多いです。金属は形どりをし作製するので、適合がよく、丈夫です。しかし金属が入る形に削る為、健康な歯を削るデメリットもあります。歯科に関しては1度治療した歯は再治療をすることがあるので、健康面的にはなるべく歯は削らない方が良いと思います。
また、前歯や小さい虫歯などは、歯の色の歯科用プラスチック(コンポジットレジン)を使用して治します。メリットとしては、最小限の削りで良い為、健康な歯を残せます。
しかし金属に比べると強度的に弱く、お口の中での直接的な治療になる為、歯科医師の技術が必要になります。
1度、歯を削ると歯は戻りませんので、なるべく健康な歯残し、また虫歯にならないように定期検診をお勧めいたします。
本来なら、隣の歯に虫歯がかかっていますので、金属で治療することが多いですが、健康な歯が多い為、今回はプラスチックで治療していきました。
健康な歯を残して治療ができましたが、今後は強度や適合等の問題があるので、定期的に確認が必要です。
投稿者: Dental Office SAGAMIHARA
2018.01.22更新
入れ歯や被せ物は大きく分けて2種類あります。
保険内での治療と保険外での治療です。
保険内の治療は保険制度によって定められた範囲内で、どの歯科医院で治療しても同じ金額で同じ治療を受けることができます(治療内容は歯科医師によって変わりますが)。治療費に関しても患者さんが加入している組合より一定の負担額を支払うという仕組みになっているため、費用を襲えてが治療を受けることができます。しかし限られた材料を使用しなければいけない為、審美的、機能的に問題が起こることがあります。
保険外の治療は、ご存知の通り、費用がかかりますが、使用する材料の制限や時間等の制限が少ない為、結果より良い治療、入れ歯、被せ物が提供できます。
入れ歯を例にとって説明しますと
保険の入れ歯です。上顎のところもプラスチックを使用する為、どうしても強度が必要になり、厚くなります。
保険外の入れ歯です。上顎のところを金属に置き換えることにより、違和感、強度、熱の伝わり方、場合により味覚も保険内のものよりも改善します。
プラスチックと金属の断面図になります。やはり厚さがかなり違うので、違和感等が少ないです。また形どりをする材料違う為、適合もよく、しっかりお食事ができます。
保険内治療は世界的にも素晴らしい制度かと思います。ただ治療の幅をしまう恐れもありますので、保険と保険外治療をうまく選択していただき、快適な食生活を送っていただきたいと思います。
投稿者: Dental Office SAGAMIHARA
2018.01.20更新
歯周病は歯を支える周囲組織の病のことです。
周囲組織として歯肉、骨、歯根膜、セメント質からなります。
昔は歯槽膿漏と言われていましたが、今は歯周病に変更しました。
歯周病になると、歯茎からの出血、腫れ、排膿などが起こり、そのままの状態にすると、歯を支えている骨が溶けていきます。そして歯が揺れ始めて最後には抜けてしまいます。
歯周病は、初めは無症状で進行していきます。また一時的な痛みで落ち着く場合もありますが、磨き残しや噛み合わせなど様々な原因が考えられます。また治療をしなければ、進行
しますので、定期的に歯科医院でチェックしてください。
投稿者: Dental Office SAGAMIHARA
2018.01.19更新
テレビでよく入れ歯安定剤のCMを見かけることがあるかと思います。
そもそも入れ歯安定剤とは何か?また使用上の注意点等を説明いたします。
入れ歯安定剤とは入れ歯が合わない、また当たって痛いときに応急的に使用して入れ歯を快適に使用する製剤です。
種類は
クリーム、シート、粉末、クッション等がありますが、使用法については製剤によって違いますので、自身の症状に合わせて使用をお勧めします。
使用することで、入れ歯が安定したり、噛めるようになったりと、快適に食事ができることがあります。
しかし入れ歯安定剤は合わない入れ歯に長期間使用すると、歯茎が痩せてしまったり、噛み合わせがずれたり、入れ歯の破損につながりますので、あくまでも補助的な材料なので、
現在使用している入れ歯が合っているが歯科医師と相談して使用してください。
投稿者: Dental Office SAGAMIHARA
2018.01.18更新
部分入れ歯の金属バネ(クラスプ)前歯にかかると目立ってしまい気になる方がかなりいらっしゃいます。
保険の入れ歯は材料に制限がありどうしても、クラスプが金属になってしまいます。
当院では保険外になりますがクラスプが目立つところにかかる場合、透明なクラスプ(材質はプラスチック)をご用意しております。
従来の目立たない入れ歯は壊れたりした場合、修理が困難な為、義歯自体の作り直しをしなければいけませんでしたが、透明なクラスプは折れてもクラスプを交換できるので
今までのものより長持ちしやすいです。
入れ歯も体の一部なので、なるべくあったものを長く使用していただきたいと思っております。
どのような治療、材料にもメリット、デメリットがありますので、担当の歯科医師と相談してください。
投稿者: Dental Office SAGAMIHARA
2017.11.28更新
患者さんから
『神経の処置を以前したのに痛いのはなぜですか?』という質問をよく受けます。
何かしらの理由で神経の処置を行うと、虫歯で痛みが出ることはありません。しかし根の先に炎症が及んだ場合、激しい痛みが出ることがあります。
わかりやすく説明しますと、爪を切っても痛みはないと思います。しかし爪の根元に炎症や化膿していると爪を切った刺激でも痛みがあると思います。
神経の処置は非常に難しく時間がかかりますが、しっかり通院して治療していきましょう。
被せ物をはずした直後
しばらくするとねの先から膿が出てきました。
投稿者: Dental Office SAGAMIHARA
2017.11.08更新
シーラントは虫歯になりやすい歯の凸凹を埋めて、虫歯菌から歯を守ってくれる虫歯予防の方法です。
虫歯になる前や、初期の虫歯の時に行える処置になります。
溝に詰まった汚れをお家での歯ブラシだけで取りきるのは難しいですし、特に生えたての永久歯は歯質が軟らかく、虫歯になりやすいと言われています。
「乳歯は虫歯になっても、いずれ抜けるから大丈夫」と思っている人もいますが、実は乳歯の健康状態が永久歯に与える影響は大きいものです。乳歯のときに虫歯が奥深くまで進行すると、早期に抜けてしまい歯並びに影響を及ぼすことがあります。
シーラントは歯を削ることがないので痛みのない有効な健康保険適応のむし歯予防処置です。
注意点としてはシーラントは、処置を施した歯の溝部分のみに虫歯予防の作用が見込めます。歯と歯の隙間や、歯と歯茎の間などには処置はできません。前歯の裏や奥歯の凸凹部分などにしか行えないので注意しましょう。また歯の詰め物と同じようなものですので、ある日突然シーラントが外れてしまう事もあります。一度だけ施せばよいというわけではないのです。
定期的な検診をして、フッ素やシーラントで虫歯予防を行なってください。
6歳臼歯に着色が見られます。
清掃後 シーラントを行いました。
投稿者: Dental Office SAGAMIHARA
2017.10.22更新
食事をしていても痛くなく、冷たいものを食べたり、飲んだりすると『ピリッ』とする痛みが起こる場合があります。その場合知覚過敏の疑いがあります。
歯周病や加齢により歯肉が下がったり、間違った方法での歯みがき、歯ぎしり等によって歯が削れてしまうことがあります。すると、冷たいものや熱いものを口に含んだ時や歯みがきの時の刺激が歯の神経に伝わって、しみるような一時的な痛みを感じます。
これを「知覚過敏(ちかくかびん)」といいます。
では知覚過敏がどれほどで治るのか?は、知覚過敏の原因、症状の程度、個人差などがありますので一概には分かりません。
歯科医によって異なる場合がありますのでどのような治療が行われるかも分かりません。
出典:ライオン(ホームページより)
治療法のついていくつか紹介させていただきます。
1.知覚過敏用の歯磨き粉を使う
2.しみている部分に薬を塗る
3.しみている部分を材料でカバーする
4.マウスピースをつける
5.歯周病の治療をする
6.自然治癒を期待する
7.神経を取ってしまう
原因により治療方法が変わりますので、かかりつけの先生とよく相談してみてください。
投稿者: Dental Office SAGAMIHARA
2017.08.31更新
歯の中には血管や神経が入っている歯髄というものがあります。
この歯髄がむし歯などで感染したり炎症を起こしてしまうと、取って歯の中の掃除が必要になってくる場合があります。
これを一般的に「神経を抜く」と言っています。
神経の役割
1. 歯に起こった異常を教えてくれる
2. 歯を虫歯から守ってくれる
3. 歯に栄養を運んでくれる
神経を抜かなければいけない場合とは?
1. 虫歯が神経に達している
虫歯が進行して神経に到達すると、夜も眠れないほどの激痛があります。
神経を取らなければ痛みも取れないので神経を抜く治療が必要になります。
歯に深くヒビがはいっている場合も処置が必要な場合があります。
2. 歯の根っこに膿がたまる
細菌が歯の根っこにまで感染した場合、先端部分に膿の袋を作ることがあります。
この場合は神経が死んでいることもありますが、きれいに取り除いて消毒しなければなりません。
3. 知覚過敏の歯
強いブラッシングなどで象牙質が削り取られ、神経に達した場合、強い痛みが出ることがあります。
重症の場合は神経を抜く治療が必要になります。
神経を抜いた後の歯は、神経がある歯より弱くなる傾向があります。
その後も長く大切に使っていくためにも折れたり、割れたりしないように気をつけたり、歯の異常に気が付きにくいため、定期的なメンテナンスや健診が必要になってきます。
早期発見、早期治療が一番大切ですが、なってしまった時にはあきらめないで歯科医院に相談してみることをおすすめします。
投稿者: Dental Office SAGAMIHARA